ポリニアン メディアレコード02 「人間のようになりた~~~~い!!」

時代: 新人歴500年代
抜粋: バラエティー番組の一部

 

「Hello!!
〈ダスティンのゆる~い世間話〉の時間だ!!

日本では朝、昼、夜、それぞれの挨拶言葉がある。
朝は「OHAYOGOJAIMAS」
昼は「KONNICHIWA」
夜は「KONBANWA」

でもこれは「敬語」という言葉で、親しい間で使う言葉じゃないんだ。
親しい間の挨拶は、
朝は「OHAYO」
昼は.........無い?
夜も.........無い!?

これは困った。
どうやって挨拶すればいいんだ。
僕は凄く悩んだので友達日本人に聞いてみたんだが、彼もよく分からないらしい。
「よう~~」とか「うっす!」とか、
そういうのじゃなくて友達同士いつでも使える、ちゃんとした挨拶の言葉が欲しいな~~~

おおっと、話が逸れてしまった。

もうすぐ日本の漫画ファンフェスティバル、「COMICKE」が始まるらしい。
漫画も楽しいけど、僕は色んなコスチュームプレイが見られるのが楽しみだね!!

でもここで一つ思い出して欲しい。
去年の出来事、覚えているか?

ポリニアンの一人が全身をベージュフレッシュ色のシリコンスプレーで塗装して問題になったよね?

皆もよく知っている通り、
人間と同じ皮膚色は顔までは問題無いけど、
全身までは法律で禁じられてる国が多いんだ。
手術による永久的な変更もね。

今でも緩和して欲しい人達がいるようだが...

ここで改めてその意味を考えてみよう!

固い話はいや⁇

じゃ昔の映画の話でもしてみようじゃないか。
学校の授業じゃあるまいしね。

この映画を見てくれ!
おお、サングラスのカッコいいマッチョマンが銃を持ってるぞ。
実はこの人、未来から送られた暗殺ロボットなんだ!
続編ではどんな姿にでも変わる液体金属の暗殺ロボットも登場。
人々の目を欺き主人公を狙って来る。

そしてこの作品。
人間社会に紛れ込んだ人造人間を探して処分する刑事が主人公。
人造人間は人間と同じ姿だけど凄まじい力や能力を持っていて恐れられているんだ。
その人造人間達は生まれた時から労働力として人間に都合よく使われて、定められた短い寿命を終えて死ぬんだって。
可哀そう~~~!!

今回の作品は少年型アンドロイドが主人公だ。
重い病気の息子を持つ女性。
彼女は息子の代わりになるそっくりのアンドロイドを作ったのだが、
息子が無事完治したため要らなくなった少年アンドロイドを、
何と!捨ててしまったんだ。
野良アンドロイド処分から逃げる主人公は似たような事情のアンドロイド仲間達と出会う。
そして彼らは人間になるための旅を始めるんだ。
切ないね。

......
皆、これらの作品の共通点、分かるか?

人間は昔から自分と同じ姿の創造物を夢見ていた。
人間と同じ姿で、
人間では無い、
思い通りに使える存在。

しかし人間と全く同じ姿では様々な社会問題が発生する。

そのためモートロイドも人間・ポリニアン、どちらとも違う顔で生まれる事になったんだ。
見た目でどの種族か判別しやすくするためにね

でも悲観的になる事はない!
別にそれでいいんだ。
皆違って個性的じゃないか!

そして結果的に人々はもう一つ、とても大事な事に気付く事が出来たんだ。

...外見が違っても、種族が違っても...
...愛し合う事が出来るんだって...ね。


どうだ?
今日はちょっとロマンティックな終わり方だろ?

人間の肌色は顔まで、遊びやファッションで楽しむ事だ。
ど~~~うしても、
ど~~~うしても全身を人間のようにしてみたいなら、

...自分のお家の中ぐらいで我慢しましょう!
それではまた来週~~~~

.........
.........
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