ポリニアン センチュリーレコード 第3話 「超国家学院マイティス」

 

 

 

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脚本 ※Dialogue (Please use for foreign language translation)

第3話
「ザネッターズ」
ジン
「遅れてるぞーーー!!!
これぐらいで諦めるのかーーーっ!!!」

今日も機動派遣Bクラスの新人達が基礎訓練を受けている。
学院のグラウンドを皆で全力疾走中だ。
ジン
「ピーピーピーピーピーピーピーピー!!
ピーピーピーピーピーピーピーピー!!」

ジンはピーピーと熱心にホイッスルを吹いた!
ジン
「よーーーーーーし!!
一旦ここまでーーーーーーっっ!!!!」
ジン
「ピーピーピーピーピーピーピーピー!!
ピーピーピーピーピーピーピーピー!!」

ジンはまだまだだ!と言わんばかりに熱心にホイッスルを吹いた!
リョウト
「...先生」
ジン
「んん??」
リョウト
「うるさい」
ジン
「くはぁぁぁぁっ!!!!!!!!」

ジンは衝撃を受けて倒れた。
ジン
「俺はただ君達と青春の汗を~~~~」
リョウト
「(んん~~~~
面倒くさい~~~~)」
ユメ
「私、まだまだ頑張れますから!」
エミール
「先生、一緒にやりましょう!」
ジン
「き、君達!!」
ジン
「よ~~~~し、まだまだ行くぞーーーー!!!!」

その時、遠くからメルがダッシュで走ってきた。
メル
「非常招集ーー!!
非常招集ーーーー!!!!」
ジン
「アアアアァァァァッーーーー!!!!」

ジンは吹っ飛ばされた!

ミッションブリーフィングが始まった。
ジン
「先日逮捕した遺物強奪事件の容疑者二人が脱走したようだ。
収容所はここから近い。
ジン
彼らが逃げ切る前に少しでも広く捜索して確保しなければならない。
そこで訓練中の君達にも協力要請が入ってきたと言う訳だ。」
ジン
「マイティス学院、機動派遣Bクラスの初任務だ!
...くれぐれも無茶するんじゃないぞ!」
ジン
「出動ーーーー!!!!!!!!」
ユメ、エミール、リョウト
「了解!!」
メル
「アイアイサーー!!」

現場付近では既に多くのマイティス警察課や他の機動派遣課の隊員達が容疑者を捜索していた。

リョウトとエミール、ユメとメル、ジン先生、三つのチームに分かれて担当エリアを捜索する事になった。

リョウト達は足にスリッパ―のような形をした水流ブースターを装備して海の上を進みながら、手に持っているハイドロライフルで周りを警戒した。

エミールが帽子を光らせながら遠くを探索する。

......
......

しばらく進むと何かが引っかかった!
小型のジェットボートに3人が乗っている。

二人は先日の容疑者、一人は初めて見る女性だ。
ローザ
「まったく!
だらしないわね、あんた達!
バート
「ふん..。!!
俺のソリッドテクターさえあれば...!」
ゴリアス
「わしのドリルがちょっとでも当たってればあんなやつ!」
ローザ
「...待て!
追手が来たわ。」
ローザ
「バート、あんたが応戦して。
こっちは運転で忙しいから。
ローザ
「さっき拾ってきたハイドロライフルがあるはずよ!
爺さんは重いからじっとしてて」
バート
「くらえ!!」

彼らのボートからハイドロライフルの弾が飛んできた!
リョウト
「うわっ!! 容疑者発見!
エミール、ジン先生に連絡を!」
エミール
「はい先輩!
こっちも応戦しましょう!」
ジン
「先生じゃない!
作戦中は隊長だ!」
ジン
「今すぐ向かうから本隊が到着するまで何とか足止めしてくれ!
頼むぞ!!」

リョウトとエミールは手に持っているハイドロライフルで反撃しながら近づいて行く!
ゴリアス
「えええい、じっとしていられるか、わしも戦う!
何か武器はないか?」
ローザ
「ちょっと爺さん!
じっとしてて!」
バート
「おい、ローザ!!
前!!」
ローザ
「きゃーーーーーーっ!!」

ボートが近くの無人の小島にぶつかった!
ゴリアス
「こうなったら、わしが直接行くぞい!
メガライズ!!」

ゴリアスはローザから渡されたトランスパックを使いメガライズ(巨大化)した!
リョウト
「ダメだ、さすがにメガライズした相手には歯が立たない!!
どうすれば...!!」

その時だった!
遠くからまた別のモートロイドの女の子がダッシュで飛んできた!

...と思ったらそこらへんの岩に引っかかってそのまま小島にぶつかった!
ピンクル
「あいたたたた~~~~
また転んじゃった、警察失格です~~~~」
リョウト
「大丈夫!?」
ピンクル
「私、ピンクル!
見習い警察であります!!」
ピンクル
「リョウトさんですね!!
私に乗って一緒に戦ってください!!」
リョウト
「...え??」
ピンクル
「メガラ~~~~イズ!!!!」

今度はピンクルが巨大化した!

そしてリョウトを手に乗せて胸のコックピットに搭乗させた。
リョウト
「ええっっ!! いきなり?! 何で僕が?!
僕、まだ実戦経験ないよ!」

メガライズしたモートロイドは人が乗り込んで操作する事によって何倍の力を発揮する。

リョウトはとりあえずがむしゃらにパネルやコントローラーを操作して見た。
あっちこっち触ってみる。
ピンクル
「んん~~~~(エロ)
あん~~~~(エロ)」
リョウト
「これか??
これは??」
ピンクル
「いや、そこはダメです~!(エロ)
むふふふっ~~~~そこはくすぐったいです~~(エロ)」
リョウト
「ああああ~~!!
もう、どうすればいいんだ、これ~~!!」
ピンクル
「このコントローラーです!」

目の前のコントローラーが勝手に動いてる。
リョウト
「武器は、武器はないのか??」
ピンクル
「こっち!!」

パネルのボタンが光ってる。
リョウト
「これか!!」

ピンクルがエナジーガンを取り出してゴリアスに発砲した!
ゴリアス
「うおっ!!」
リョウト
「よし、いけるぞ!
今度は接近してサーベルだ!」
ゴリアス
「邪魔するでないわい!!」

ゴリアスがパンチで反撃。
ギリギリでなんとか回避できた。

流石にいきなりの実戦で勝てる相手ではないようだ。
リョウト
「では遠距離で牽制だ!
エナジーガンで足止めするぞ!」
ピンクル
「はい!!」

ピンクルは遠くからの射撃し続けた。
しかし、
ゴリアス
「うおおおお!!!」

何と!
ゴリアスはこちらの攻撃を無視して突っ込んで来た!

この巨体にタックルされたらただじゃすまない!

リョウトがダメだと思ったその瞬間だった!
???
「わが生徒に手出しはさせないぞ!!」

バロード副隊長がゴリアスのタックルを防いでくれた。
ゴリアス
「...!
この前のアルトロス家の子孫!」
リョウト
「バロード副隊長!!
来てくれたんですね!!」

バロードが加勢して安心するリョウトとピンクル。
ついに形勢逆転だと思われたその時だった。

......
......
???
「そこまでだ!!!!」

空からまた別のモートロイドらしきローブをかけた人物が現れてバロード副隊長にドロップキック!

バロードは両腕で防御した!

にらみ合うバローと謎の敵。
バートが彼を見て話す。
バート
「...ロックトン...!!」

バロードとロックトンがついにぶつかり合った!

パンチとパンチが、キックとキックが、肩と肩がぶつかり武器を使う隙もない。

再びにらみ合ってからロックトンが大声で叫んだ。
ロックトン
「我々の名はザネッターズ!!!!!!」
ロックトン
「ポリニアネット(※ポリニアン星)の秘密は我々が解き明かす!!
邪魔する者は容赦しない!!」

目の前が真っ白になった。
彼はその言葉を残して特殊なジャミングを発生させ容疑者たちと一緒に逃げた。

ミッションは失敗だ。
リョウトが落胆しているとジン隊長が慰めてくれた。
ジン
「そんなに落ち込む事ないさ。
君はよく頑張ってくれたよ」
ジン
「...よし!
これからはリョウト君がクラスのチーフとしてみんなを纏めてくれ」
リョウト
「僕に......?」
ジン
「先ほどの戦いを見て確信したよ。
君なら皆をうまく纏められるはずだ。 頼むぞ...!!」

リョウトは隊長に認められクラスチーフ(※クラス委員長のようなポジション)として活動する事になった。

先ほどのモートロイド少女がやってきた。
ピンクル
「挨拶が遅れました!
私、警察行政課から転属された見習い警察のピンクルです!」
ジン
「彼女が我がクラスの新たな転入生だ。
これでメガライズしたモートロイドも相手出来るぞ!!」
ピンクル
「リョウトさん!
私のパイロットになってください!!」

ジンがリョウトの耳に囁いた。
ジン
「(気を付けろよ! 前のパイロットは「エッチな触り方するからいやですぅぅ~~」とか言ってコックピットの外へ強制射出したとか」
ジン
「(それで病院送りになったやつが何人もいるらしいぞ!!)」
リョウト
「(ええええ!!
本当ですか!!)」
ジン
「(......冗談だ)」
リョウト
「(脅かさないでくださいよ~~)」
ジン
「(でも半分本当だ)」
リョウト
「ええええええ~~~~!!」
ピンクル
「??」
ピンクル
「私の体、チーフにお任せします!
これからも一緒に悪党と戦いましょう~~!!」
ピンクル
「敬礼!!」
リョウト
「...け、敬礼...」

......
......

マイティス学院の校長室。
今回の脱走事件の報告書を見ている校長のサンドリーナ。

最後まで読んで目を鋭くした。
サンドリーナ
「ポリニアネットの秘密を解き明かす...か...」

報告書の人物を注意深く見つめるのだった。
3話
ザネッターズ
終わり
「ロボット新人類ポリニアン」
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