ポリニアン センチュリーレコード 第0話 「新人類現れる」 |
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脚本 ※Dialogue (Please use for foreign language translation) TVニュース ニュースをお伝えします。 TVニュース つい先日、NASAの観測によって地球に隕石群が接近していることが分かりました。 TVニュース 現在の調査によりますとこの隕石の群れは小規模の小隕石で構成されており、 これらすべて地球に直接的な被害は無く大気圏で燃え尽きると見られています。 TVニュース しかしこのような異常事態は人類の宇宙観測歴史以来初めての事で、各国はその動向に注目し万が一の事態に備えて準備を進めています。 TVニュース 緊急ニュースをお伝えします! TVニュース 本日地球の大気圏で燃え尽きると見られていた小隕石群は詳細不明の金属で出来ており、このままでは完全に燃え尽きる事無く地球に激突するとの事です。 TVニュース 隕石落下地点には相当な被害が予測されておりNASAは緊急避難地域を発表、大至急避難する事を要請しています。 TVニュース 避難地域付近の皆様! 速やかに該当区画から離れてください! 近くのシェルター、地下室など、出来るだけ地表から離れてください! TVニュース 繰り返します、今日地球の大気圏で燃え尽きると見られていた...... TVニュース ............ ............ ............ TVニュース 緊急ニュースをお伝えします。 TVニュース 先ほど落下した小隕石群は地球の各地に飛来、すべて大きな被害は無く地球に対する影響も無いとの事です。 TVニュース 隕石自体が何らかの作用により衝撃を吸収したと見られています。 その未知の金属隕石は現在各国の軍、調査隊が詳細を調べるため現場へ向かっているとの事です。 TVニュース 専門家や科学者達はこれが異星文明の産物では無いかという意見も出しており、また...... 時代:旧西暦 場所:日本埼玉県山岳地帯・隕石落下地点付近 自衛隊員 おいおい、宇宙人がやって来たって本当かよ? 自衛隊員 ただ未知の金属が落ちて来た! それだけじゃないでしょうか。 自衛隊員 宇宙には未知の鉱物が多いって言うしね。 自衛隊員 いやいや、まだ分からんぞ。 ただの鉄塊なら既にこのあたりは大惨事さ。 自衛隊員 あれはただの宇宙鉱物じゃねぇ。 だから俺たちが行くんだろ? 自衛隊員 おい、新鉄。 お前はどうだ? 映画みたいになってワクワクして来たか? 新鉄 は、はい。 ちょっとは...... 自衛隊員 お前ら!! おふざけはそこまでにしろ。 本当に出てきたらなにが起こるか分からないんぞ。 場所:隕石落下地点 自衛隊員 これが例の隕石の落下写真です。 現場に到着した隊員たちは周りを見渡した。 中央には幅100メートルぐらいはある隕石らしき物がある。 機械のような複雑な模様をしており、一目でとても地球の物とは思えない不思議な形をしている。 大気圏突入時に発生した火がまだ少し残っており、周りには作戦スタッフが集まり隕石を警戒している。 自衛隊参謀 火災チェック、および被害状況を確認しろー!! 隕石の警戒も怠るんじゃないぞ!! それから、 自衛隊員 参謀総長!!た、大変です!! すぐこちらへ! 自衛隊員 ご覧の通り 機械隕石が光を発散し表皮が崩壊、また一部が変質し始めたとの事です! 自衛隊参謀 各隊員!! 警戒しつつ突発事態に警戒しろ!! 非常事態に備えるんだ...!! 自衛隊参謀 ......... ......... 自衛隊参謀 ......... あれはいったい何なんだ。 自衛隊員 隕石表皮、完全に開きました!! 自衛隊参謀 総員、緊急事態に備えよ!! 隕石から無数の光が発散した。 そのまぶしい光の中には... 新鉄 ......これは... 新鉄 ........人間...? 新鉄 ...女の子と男の子の...ロボット?? 近未来の地球... 突然正体不明の小隕石郡が落下して来た。 その隕石は人類に理解不能な未知の機械で出来ていてどこの誰が何のために作ったのか、まったく理解できない謎の物体だった。 しかしもっと驚くべき事が起きた。 人類と接触した隕石から人間によく似た無機生命体が現れたのだ。 そうやって誕生したロボット達。 彼らは人間の同じように行動し、話しかけて来た。 自分自身の事、母星などについては何も覚えていなかった。 人間達は彼らの構成組織がポリ塩化ビニルに近い事から彼らを「ポリニアン」と名づけた。 ポリニアン誕生の初期、人々は彼らを単に人間の真似をする異性人のロボットだと考えていた。 しかし彼らは単純なロボットでは無かった。 人間と同じ食事をして、成長して、子供を生んだ。 人間と同じ「心」を持っていた。 彼らは自分たちを人類として認めてくれることを望んだが最初は認めてもらえなかった。 いくつかの紛争もあった。 しかし最終的にはお互いを理解しあう事が出来て人類は彼らを新人類として受け入れる事にした。 それから長い年月が過ぎて、今ポリニアンは全人類の多数を占める事になった。 ポリニアン達は全世界、社会の各分野で人間だけでは出来なかった事を成し遂げ世界にこれまで無かった大きな発展をもたらした。 自分たちの体に秘められた超科学を解明して新技術を生み出し、スペースコロニー建設、宇宙移民・開発によって人類の活動範囲は拡大、環境問題改善など、人類の生活質も上昇された。 ポリニアン達はもう人間にとってかけがいのないパートナーになったのだ。 ...... ...... ...... ...... ...... ...... ??? そうです... 私達の手で作りましょう。 新たな楽園を。 来るべき時に備えるために。 二度と悲しみを繰り返さないために。 ...... ...... ...... ...... ...... ...... 0話 新天地 終わり |
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